2020年5月より従来規模1.5倍の広さを有する新たな国内拠点として生まれ変わった銚子工場。資材の搬入から裁断、縫製、検品、出荷までの一連の作業をワンフロアで完結する機能的なレイアウトで、業界トップクラスの生産効率を実現します。
- 場所
- 千葉県銚子市
- 人数
- 42名
生産現場の使命は、お約束の期日に確かな品質の製品をお届けすること。私たちが取り組むすべての活動はその一点に集約されます。銚子工場はワンフロアレイアウトにより各セクションがスムーズに連動。多角的な視点と各セクションの相互サポートにより、最大限に品質を高めた製品を納期通りにお届けいたします。
裁断
- 設備
- 自動裁断機2台、自動延反機2台、CAD2台、プレス機2台、断裁機1台
最新のCAD/CAM2台体制でスピーディに裁断することはもちろん、縫製現場の細かな要求に対応できるよう、徹底したオペレーションで裁断精度を追求しています。
- 縫製の負担を軽減
- 裁断の良し悪しで縫製効率は変わります。素材に合わせて裁断速度や重ね枚数、ブレード(刃)の回転数を最適値に調整。変形や熱による溶着を防ぎ、縫製のしやすいゆがみのないきれいな裁断パーツに仕上げます。また、裁断物のサイズの誤差をミリ単位で解消するための取り組みにも注力し、縫製時の作業効率を向上させます。
- 万全の管理体制で
- クライアントの製品を大切に扱いたい。その想いから生地や資材の整理整頓にも力を入れています。鞄の主要資材である生地はその扱いにも気配りが必要です。種類ごとに区分けしてダメージを与えないよう専用のストック棚で大切に保管いたします。そのためリピート生産の時も変わらぬ品質でのご対応が可能です。
縫製
- 設備
- 平ミシン36台、腕ミシン6台、2本針ミシン10台、コンピュータミシン8台、ポストミシン1台、ロックミシン1台
- ステッチのひとつひとつにまで気を配るこまやかさと、試作と思考を繰り返し新しい仕事もしっかりとカタチにしていく力強さで、クライアントに喜んでいただける“ものづくり”を目指します。
- 50年の技術力
- 銚子工場は50年に及ぶ歴史の中で、さまざまなアイテムの生産に携わってきました。その経験が今、確かな技術となって蓄積されています。得意とする一般鞄をはじめ、繊細で緻密な作業を求められる財布や、収納力や強度を必要とする大型の鞄など、あらゆるジャンルの生産に対応しています。
- 情報を制する者が、品質を制する
- 私たちマルヨシはさまざまな場面で社内コミュニケーションの強化に取り組んでいます。そのひとつが最前線の営業担当と生産現場をつなぐ「生産指示書」です。クライアントの意向を正確に反映した生産指示書を生産のたびにアップデートし、常に本社と最新情報を共有した生産を行います。
- 小さな工夫で、品質に大きな差を
- 工場内のミシンには、品質を最大限に高めるためのちょっとした工夫がたくさん施してあります。また、付属のアタッチメントや仕掛品の保管方法などにも現場のアイデアを取り入れた創意工夫があふれています。安定した品質は、そんな小さな工夫の積み重ねからできています。
検品
- 設備
- コンベヤー式検針機1台、X線検査機1台
-
仕上がりに個体差が生まれる鞄だから、検品は人の目と手でしっかりとひとつひとつ全数検品を行います。
- ひとつひとつ丁寧に。ひとつひとつ厳しく
- 仕様の確認から縫製の不具合、生地の汚れ、金具の動作確認まで、私たちがつくる鞄は多くの基準を満たして初めて良品となります。
裁断前に生地や部材の入荷時の状態確認、縫製前に裁断物の寸法や汚れのチェックなど、各工程に進む前に必ず前段階の検品を行いしっかり確認した上で次の工程に進みます。
そして納品前にはそれぞれの製品チェックポイントをまとめた検品指示書を参考に、専属のメンバーが見落としのない確かな検品でお客様に喜んでいただける製品をお届けします。X線検査機の導入により、目に見えないところの安全性の確認も行います。